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映画「クラッシュ」

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監督:ポール・ハギス / 出演:サンドラ・ブロックドン・チードルマット・ディロンジェニファー・エスポジートウィリアム・フィットナーブレンダン・フレイザーテレンス・ハワード

<話>

 道路の脇で若者の死体が発見される。そこに黒人刑事が到着する。時間はさかのぼり、1日前に。白人の夫婦が街で車に乗り込んだ瞬間に、黒人の2人組みに襲われ車を奪われる。盗難車を捜査中の巡回中の警官2人組みは盗まれた車と同じ車を見つける。若い警官はナンバーの違いから別の車だと思うが、相棒の先輩警官は車を止め、車の中にいた黒人の演出家とその奥さんに因縁をつける。盗難にあった夫婦は家に帰り、家の鍵を新しく付け直させていた。しかし妻は鍵屋が黒人だったため、明日また新しく付け直すように夫につめよる。翌日、その黒人の鍵屋は一見アラブ系に見えるペルシャ人の店の鍵の付け替えをするが、店主に因縁をつけられる。

<感想とか>

 昨年度のアカデミー賞で最も有力視されていた「ブロークバックマウンテン」を押さえ、アカデミー賞の作品賞など、3部門で賞に輝いた作品。うーん、なんか凄い複雑な話。黒人警官、白人夫婦、若手の警官、黒人の2り組み、黒人演出家と奥さん、黒人の鍵屋、ペルシャ人の店主、父親が病気をもつ息子、がそれぞれ悩みや問題を抱え、それが複雑に入り混じって話が展開していきます。この脚本家すごいなっ!この作品で統一して描かれているのが”人種差別の問題”です。わたしたち日本人は単一民族なので人種差別の問題に関してはそれほど実感がわかないんですよね。厳密に言えば沖縄の人やアイヌの人には差別的なことがあったようですが、学校の授業で習った程度なんですよね・・・。故に、多くの日本人にはこの作品の本当の意味では理解しきれないものはあると思います。人種の違いがどれほどのものか計り知れないですが、この作品を見ることでその一端を垣間見ることことはできるかと思います。

 米は多種多様な人種が集まり形成されていることから反響が大きくなったんですね。作品賞は間違いなく「ブロークバックマウンテン」と言われていたのに覆されたのは、カウボーイの同性愛には結構反感もあったらしいです。あと、アカデミー賞を行っていた場所が場所だけに、「クラッシュ」を受け入れたとの話もありましたね。最も、授賞式で1番驚いていたのが「クラッシュ」のメンバーだったのが記憶に新しいです。だって、誰もが「ブロークバックマウンテン」だと思っていたんだから。「クラッシュ」のキャストを含めてね。

 この作品は1度見てみることをお勧めします。偽善的な意味合いはありません。作品をどう捕らえるかは見た本人次第ですからね。実際に問題が起きているからこそ、このような映画が生まれたのではないかと思います。願わくば、この作品を見た人が人を見た目で判断するようなことが少しでも減るように、と感じます。☆☆☆☆

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