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2006年11月

USAカニバケツ

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著者:町山智浩  大田出版

 米在住映画評論家の町山智浩さんが書いたアメリカの事件や芸能、映画の話をまとめた本。カニバケツっていうのはカニをバケツにいれておくと逃げ出さないそうです。1匹が逃げようとしても他のカニがひっぱるそうで。アメリカの突出した人たちをブラックに比喩したみたい。

 肝心の内容はというと、まず実際に起きた事件について。事件の内容や背後関係、その周辺の土地柄などが書かれており、背筋がゾっとするような話が多い・・・。

 そして芸能。映画関係者だけでなく、タレントやスポーツ選手、脚本家など幅広く。これもまたすごい・・。

 米でも”いじめ”があったことを書いていて、米のいじめられっ子はキレルといじめっ子に銃乱射事件があって、それが各地で類似事件が発生し、いじめられっ子を怒らすと怖いっていうのが浸透したようです。同時多発テロが起きてからは、”いじめ”そのものがバカらしくなったようですが。お国事情は除いて、日本とはやはり国民性が違うですね。

 事件や芸能関係を映画に絡めたり、ニュースでは伝わってこない米のカルチャーを書き綴っています。ブッシュの政策により裕福な人はより裕福に、貧乏な人はさらに・・・っていう日本より落差の激しい社会が伝わってきます。半分ワイドショー的な内容ですが、かなりおもしろいです。おもしろいっていうのは少し語弊があるかな・・・。興味深いっていうことで。

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映画「戦場のアリア」

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出演: ダイアン・クルーガー, ベンノ・フユルマン 監督: クリスチャン・カリオン

<話>

 1914年第一次大戦中フランス北部、フランス軍、ドイツ軍、スコットランド軍が戦闘をしていた。そしてクリスマスイブの日、スコットランドの兵が音楽を奏で、対するドイツのオペラ歌手シュプリンクも歌い始め両者は歩みだした。両国の現場指揮官は今夜だけ休戦をしようと言い、フランス指揮官も入り合意した。3国の兵たちは歩み寄り、フランスのシャンパンを酌み交わしたり話をした。戦場に来ていた神父もその場でミサを始め、シュプリンクの恋人アリの歌声が響く。翌朝、戦闘による死体をお互いに運びあい埋葬する。兵士たちは上層部に不満を持ち、そしてイブの出来事が上層部に漏れることになる。

<感想とか>

 実際にあった話だそうです。基本的に戦争映画は嫌いなんですが、この映画は良かったかな。ドイツ側は徴兵されて戦いたくないっていうのに対して、フランス側では志願して参加する人もいたり。志願するからにはさぞ覚悟ができてるのかと思いきや、兄が撃たれてその場の感情で動くって・・・殺し合いに行くんだからそれくらい予想できるでしょうに。嫌なら志願しなければ良いんだし。

 ともかく、戦場で融和的なムードになるっていうのは良かったです。上層部もそういう現場の気持ちを察してくれればもっと良かったですけどねー。戦争中はそうもいかないっか・・。☆☆☆☆

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日本警察裏のウラと深い闇

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著者:北芝健
出版社:大和書房

 元警視庁刑事の北芝健さんが書いた警察の内情の話。いやーおもしろい!おもしろすぎる!!一般にはあまり知られていない警察の中の話が切々と書かれています。現場捜査官の現状、上層部の癒着、ヤクザ&海外マフィアの現状、警察の闇の仕事、刑事の横のつながり、キャリアとノンキャリアの実情、捜査開始から逮捕~取調べまでの流れ、恐れられている公安などなど他多数。刑事ドラマとは全く違う世界がたっぷりです。刑事ドラマ制作者はこの本読んだ方がいいですよ。「踊る~」ですらピントがずれてるし。

 特に面白かったのが警察の闇の仕事!表には絶対に出ない、警察官が表面上は動かず自分たちだけで問題を始末するというドラマ以上にドラマな話。その中でも「月光仮面」の話が超おもろい!これドラマか映画にしたほうがいいよ・・・。絶対ウケルとおもう!

 気になったのが現場捜査官の捜査費。捜査費用は年間で80億円あるのに現場捜査官はほとんど自費でやっているという。貧乏だから闇のバイトしながら捜査とかすごいね。タクシーなんかよっぽどじゃないと乗らないとか。では多額の捜査費用はどこで使われているのか!それは本を読んでください!

 実際の事件をいくつか書いているのもおもしろかったー。びっくりする話の連発!都内にチャイニーズマフィアが3000人いるとか・・・横山ノックが大阪府知事の時にヤクザとつながっていて大阪の捜査がしにくいとか、などなど。セクハラで訴えられる前に色々やってるんじゃん・・・。現在ヤクザとチャイニーズマフィアは協力していて、犯罪の企画、準備はヤクザで実行は中国人っていうのが今思うとニュースでよく中国人でてきていたなーと・・・。中国は犯罪輸出大国!!世界に200万人のチャイニーズマフィアがいるとか・・・。

 北芝さんは絶対警察にいたほうがいいよー。ドラマ以上に熱い刑事ってかんじ!今でも捜査に協力したりしているそうですが。ドラマか映画の脚本でも書いて貰えないかなー。

 新刊なので書店の文庫の新作のとこに平積みされていると思います。700円!すごく面白いのでみてみて!!

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映画「M:i:3」

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監督:J.J.エイブラムス
製作:
トム・クルーズポーラ・ワグナー
出演者:
トム・クルーズフィリップ・シーモア・ホフマンビング・レイムズビリー・クラダップミシェル・モナハンジョナサン・リース・マイヤーズケリー・ラッセルマギー・Qローレンス・フィッシュバーン

<話>

 イーサンは現場から離れ訓練指導員になっていた。そして自分の教え子ファリスが任務に失敗し捕らえられたと聞き救出に向かうことに。イーサンはファリスを救出したものの命を救えなかった。ファリスはイーサンだけに見方の罠にはめられたことを残す。イーサンはファリス救出時に得た情報から兵器密輸で有名な謎の男がバチカンに現れることを知る。その男は”ラビットフット”と呼ばれる高額で取引されているテクノロジーに関わっているため、イーサンらはバチカンに潜入することに。

<感想とか>

 シリーズの第3弾。テンポが良いので飽きずに観れました。ただ2時間追いかけていた”ラビットフット”っていうのが最後までわからず・・・。何のためにみんな苦労しているの!?ってかんじ。謎の男の組織が中盤でヘリコプターや戦闘機まで出してきているのに、イーサンが乗り込んだ最後の拠点がすごくボロくって2,3人しか敵がいないって如何なものでしょう・・。☆☆☆

 トムさんのパラマウントでの最後の映画ですね。この映画が公開された後くらいに俳優クビになったから!知らない方のために一応、トムさんは日頃キチガイで有名であまりの奇行っぷりで会社の手にあまったのです。変な宗教団体の幹部で多額の寄付をしていたり、奥さんのお腹の中にいる子供を見るためだけに数千万の高額機材を購入したりetc・・・。そして去年に最低俳優賞をみごと受賞し、パラマウントが社運をかけたM:i:3の興行成績も振るわなかったので頃合を見たのでしょう。現在トムさんは別の会社と契約しているので、M:i:4が出るとしたら別の俳優がイーサン役をやるのかな。

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映画「リバティーン」

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監督:ローレンス・ダンモア
脚本:
スティーヴン・ジェフリーズ
出演者:
ジョニー・デップサマンサ・モートンジョン・マルコビッチロザムンド・パイクトム・ホランダーケリー・ライリールパート・フレンドスティーヴン・ジェフリーズ

<話>

 17世紀イギリス、天才詩人のジョン・ウィルモットは国王の前で宮廷批判をし幽閉させる。3ヶ月後開放され、ジョンは芝居を観に現れた。そこで観客から大ブーイングを受けている新人女優を観る。ジョンはその女優バリーに指導を買って出る。そしてバリーは観客が息をのむほどの女優になる。ジョンは酒と女好きで風評が悪かったが国王に才能を見込まれイギリスの天敵フランスの大使を招く際の舞台をまかされることに。

<感想とか>

 実在した天才詩人ジョン・ウィルモットの話。才能があるにも関わらず破天荒な性格で最後まで行動がつかめなかた。批判されているのに人気あったり評価されてたりで、よくわからない人って感じ。やっぱジェニー・デップはこういう癖のあるキャラが似合うですね。☆☆☆

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映画「グッドナイト&グッドラック」

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監督:ジョージ・クルーニー / 出演:デビッド・ストラザーンジョージ・クルーニーロバート・ダウニー・Jrパトリシア クラークソンジェフ・ダニエルズフランク・ランジェラ

<話>

 ソ連、米の冷戦時代、アメリカでは共産党主義者と共産党主義同調者を敵対視し厳しく扱っていた。CBSの報道番組シーイットナウは中立を守って放送していたが、1つの事件に目を付け放送した。それは米空軍の中尉が証拠もなく共産党員であるとして解雇されていたことだった。放送後の反響は大きく、続けて証拠もなく共産党員と決め付け弾圧をしていたマッカーシー議員を告発した。当時マッカーシーは恐れられ誰もが立ち向かわなかったが、この放送をしたことでまた大きい反響を受ける。

<感想とか>

 実在したCBSのキャスターのエドワード・マローの話。グッドナイト&グッドラックというのは番組の最後に毎回エドが言うセリフのようです。全編白黒でエドが真実を報道するっていう展開。エドを知っている人にはおもしろいのかなー。当時の状況をあまり知らないしエドっていう人も始めて知ったくらいなので、グっとくるものはなかったです。全体的に渋い映画でした。☆☆☆

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映画「レイヤーケーキ」

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監督:マシュー・ヴォーン / 出演:ダニエル・クレイグコルム・ミーニーケネス・クラナムジェイミー フォアマンシエナ・ミラーマイケル・ガンボンマーセル・ユーレストム・ハーディー

<話>

 XXXXは麻薬ディーラーの仕事が好調のうちに引退しようとしていた。そこに組織のボスの友人から娘を探す依頼を受ける。そして同時に大量の麻薬の取引の仕事を受けた。2つの仕事を平行するがどちらも上手く行かない。XXXXは突然何者かにさらわれる。それは娘を探す依頼をしたボスの友人だった。そこでXXXXのボスがXXXXを罠にはめようとしていることを知る。

<感想とか>

 R15指定のイギリスギャング映画。この作品で主人公は名前がないのでスタッフロールのXXXXというのを見て上記のようにしました。低予算というわりには良くできてるかんじ。イギリスでは酷評だったようですが、ギャング映画にしてはR15指定にするほどでもないような。話が平行しているのと登場人物が多くて整理するのが大変ですね。レイヤーケーキ=階層世界だそうで、色々重なり合っていることを表現したいようです。色々詰め込むのは良いと思いますがー・・何かが足りない気がします。映像も良いしカメラアングルも良かったんだけどねー。☆☆☆

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映画「マグマ」

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出演:サンダー・バークレイ、レイコ・エイルスワース

<話>

 アイスランドで700年間噴火していない休火山が噴火し地質調査隊が全員死亡する。シェパード博士は学生らを連れ、アイスランドの別の山を調査にしにいくことに。そして調査をしていると山が噴火を始める。シェパードらは難を逃れ帰国し、シェパードの恩師の、地球上の火山が噴火し人類が滅亡するという理論を政府高官たちに訴える。しかし政府は相手にしなかった。その後世界各地で火山が噴火しはじめる。

<感想とか>

 CGがひどい・・・。邦画並みのCGでB級っぽさがむんむん出てます。話の内容もピンとこないし。日本が富士山の噴火で滅んだっていうことがニュースの一こまで片付けられてたのはウケタ!そして世界各地でそんな状況なのに国内のことしか考えてないアメリカもおもろい。☆☆

 主演が「24」シーズン1,2で登場したジョージ・メイソン役のサンダー・バークレーで、その奥さん役が同じく「24」シーズン2~5に登場するミシェル・デスラー役のレイコ・エイルスワースが出演してます。まぁこの映画観ようと思ったのはジャケットの裏に、この2りが出てるって書いてあったからですが。

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映画「県庁の星」

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監督:西谷弘 / 出演:織田裕二柴咲コウ佐々木蔵之介和田聡宏紺野まひる奥貫薫井川比佐志益岡徹矢島健一山口紗弥加ベンガル酒井和歌子石坂浩二

<話>

 県の新規プロジェクトで200億円という大規模の福祉施設の計画が立ち上がった。しかし市民団体は猛抗議をする。そこでエリート職員の野村含む7人の職員は民官人事交流企画として民間企業で半年間研修することになる。野村は研修先のスーパーでマニュアルもなく散雑とした状況に戸惑う。そして野村は県庁で福祉施設のプロジェクトが予定より早く開始されることを知る。プロジェクトからも外され、スーパーでも迷惑がられていて野村は意気消沈してしまう。

<感想とか>

 小説原作の映画。予想していたのより良かったです。自分の出世しか考えてない人間が意識改革に目覚めるって話です。完全に解決してないってとこが良いかなー。腐った官僚政治な雰囲気が出てて。地方が無駄に税金を使い込んで地元企業と癒着してるっていうのが、よくニュースで見るので実際にもありそうな感じ。いや、実際のがもっと黒そう・・・。ここで終わるのかなーと思ったらまだ続いたりっていうのが2回くらいあったかな。☆☆☆☆

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映画「夢駆ける馬ドリーマー」

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監督:ジョン・ゲイティンス
脚本:
ジョン・ゲイティンス
出演者:
カート・ラッセルダコタ・ファニングクリス・クリストファーソンエリザベス・シュールイス・ガズマンフレディ・ロドリゲスデビッド・モースオデット・フェール 

<話>

 ケールの父は調教師で育てていた競走馬ソフィーが大きいレースに出ることに。しかしレースでソフィーは転んで骨折してしまう。レース後、オーナーからソフィーを安楽死させろと言われケールの父が安楽死させようとしたときにケールが止めに入る。その場で口論になり、ケールの父は調教師を首になった。ケールの父はソフィーの血統が良かったためリハビリさせて子供を生ませようと考える。しかしソフィーは不妊と告げられてしまう。長い間治療をしていたソフィーは走れるように回復していた。ケールの父親はソフィーを再びレースに出そうと考える。

<感想とか>

 実話を元にした競走馬の話。泣ける話かなーと思ってたけど、それほどでもなかったです。同じ系統の「シービスケット」のが泣けるかな。もちょっと何かプラスアルファな部分がほっしい。☆☆☆

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映画「ジャケット」

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<話>
 1991年、イラク湾岸戦争でジャック・スタークスは頭に銃弾を受け1度死ぬ。しかし息を吹き返し、数ヵ月後には日常生活に戻っていた。ジャックは人気の無い道でヒッチハイクで車に乗せて貰うが、警察に止められる。気づくとジャックは法廷にいた。被告ジャックの容疑は警察官殺しだった。ジャックは記憶に無く、湾岸戦争症候群と診断されていたために精神病院に入れられる。その精神病院では70年前に禁止されていた治療をしていて、ジャックは拘束着(ジャケット)を着させられ死体を保管する引き出しに閉じ込められる。暗闇の中、ジャクは未来の世界にいた。そこで知ったのは自分が4日後に死ぬことだった。ジャックは自分の死の原因を探すことになる。
<感想とか>
 現在と未来を行き来するタイムトリップもの。なかなか面白かったです。ただ自分の死因を探すっていうメインテーマの割りに肝心の死因が・・・ちょっとねぇ。なんかこう、サスペンスらしからぬ死って感じ。そして散々苦労した話の結末がこれもまた厳しいですね。タイムトリップする時のフラッシュバックが「バタフライエフェクト」に似てるかも。☆☆☆☆

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映画「マンダレイ」

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監督:ラース・フォン・トリアー / 出演:ブライス・ダラス・ハワードダニー・グローバーイザーク ド バンコレウィレム・デフォーローレン・バコールクロエ・セヴィニー

<話>

 ドッグヴィルを離れたグレースたちはマンダレイで立ち止まった。そこでグレースに助けを求める女性が現れる。話を聞くとマンダレイでは70年前に廃止された奴隷制度が今でもあるという。グレースは捕らえられていた黒人男性を助け、マンダレイを変えたいと思う。しかし父親が認めなかったため、父親の持つマフィアの半分の人数を貰いマンダレイに残った。

<感想とか>

 「ドッグヴィル」の続編。グレース役はニコールキッドマンからロンハワードの娘ブライスダラスハワードになっています。話は前作の直後からの続き。そして演劇っぽい手法は今作も同じですね。内容は前作同様、重い展開ですが、「ドッグヴィル」ほどのインパクトはないかなー。続編となると前作以上のものを期待しちゃうから難しいですね。なんていうか、異様な集団心理っていうのは共通してるかも。☆☆☆

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ドラマ「24シーズン5」10~12

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出演:キーファー・サザーランドウィリアム・ディヴェインアルバータ・ワトソン

 シーズン5が完結しました。今回も最後の最後まで何かありましたねー。いやーおもろかった。そしておきまりの次のシーズンに繋がる終わり方!シーズンを振り返ると人気ありそうなキャラが何人も・・・。最後○○○が○○○○の遺留品を受け取った時は泣きそうになた!

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