書籍・雑誌

本「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」

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著者:町山智浩

 私の好きな映画評論家町山さんの新刊。今アメリカのTVでは素人に質問をする番組が流行っていて、そのなかの質問の1つが本のタイトルに。スーツを着ている大人にタイトルのような簡単な質問をして答えられないのが笑いになるらしい。簡単な問題がわからない日本人も多いと思うけど、さすがに日本に原爆を落としたことを知らないアメリカ人が半数を示すのを読んだ時には一瞬フリーズしたよ。

 これは序章で、本題ではアメリカの政治、経済、戦争、宗教、メディア等を実例を挙げ、バカバカしいけど笑えないものもあったりで非常に面白かった。映画の話もいくつか。率直に感じたのは、宗教と他民族国家ということがアメリカを形成し、また破綻させているんじゃないかな。宗教と教育も分離したほうが良いんじゃないかなー。・・・できないか。

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ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判3

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著者:町山智浩柳下毅一郎 

 同タイトルの3冊目。2りの毒舌で最近の映画をきりまくっています。現在日本で公開中のもあるんじゃないかな。記憶に新しい映画が多いので、思い返すと見方というか切り口が全然違うなーと思うばっかりで、まだまだわたしは映画ファンの初心者だということを再確認した感じ。古い映画も見ないとかな。

 今回までで最後にするということで、とても残念です。おもしろいのにー!

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USAカニバケツ

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著者:町山智浩  大田出版

 米在住映画評論家の町山智浩さんが書いたアメリカの事件や芸能、映画の話をまとめた本。カニバケツっていうのはカニをバケツにいれておくと逃げ出さないそうです。1匹が逃げようとしても他のカニがひっぱるそうで。アメリカの突出した人たちをブラックに比喩したみたい。

 肝心の内容はというと、まず実際に起きた事件について。事件の内容や背後関係、その周辺の土地柄などが書かれており、背筋がゾっとするような話が多い・・・。

 そして芸能。映画関係者だけでなく、タレントやスポーツ選手、脚本家など幅広く。これもまたすごい・・。

 米でも”いじめ”があったことを書いていて、米のいじめられっ子はキレルといじめっ子に銃乱射事件があって、それが各地で類似事件が発生し、いじめられっ子を怒らすと怖いっていうのが浸透したようです。同時多発テロが起きてからは、”いじめ”そのものがバカらしくなったようですが。お国事情は除いて、日本とはやはり国民性が違うですね。

 事件や芸能関係を映画に絡めたり、ニュースでは伝わってこない米のカルチャーを書き綴っています。ブッシュの政策により裕福な人はより裕福に、貧乏な人はさらに・・・っていう日本より落差の激しい社会が伝わってきます。半分ワイドショー的な内容ですが、かなりおもしろいです。おもしろいっていうのは少し語弊があるかな・・・。興味深いっていうことで。

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日本警察裏のウラと深い闇

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著者:北芝健
出版社:大和書房

 元警視庁刑事の北芝健さんが書いた警察の内情の話。いやーおもしろい!おもしろすぎる!!一般にはあまり知られていない警察の中の話が切々と書かれています。現場捜査官の現状、上層部の癒着、ヤクザ&海外マフィアの現状、警察の闇の仕事、刑事の横のつながり、キャリアとノンキャリアの実情、捜査開始から逮捕~取調べまでの流れ、恐れられている公安などなど他多数。刑事ドラマとは全く違う世界がたっぷりです。刑事ドラマ制作者はこの本読んだ方がいいですよ。「踊る~」ですらピントがずれてるし。

 特に面白かったのが警察の闇の仕事!表には絶対に出ない、警察官が表面上は動かず自分たちだけで問題を始末するというドラマ以上にドラマな話。その中でも「月光仮面」の話が超おもろい!これドラマか映画にしたほうがいいよ・・・。絶対ウケルとおもう!

 気になったのが現場捜査官の捜査費。捜査費用は年間で80億円あるのに現場捜査官はほとんど自費でやっているという。貧乏だから闇のバイトしながら捜査とかすごいね。タクシーなんかよっぽどじゃないと乗らないとか。では多額の捜査費用はどこで使われているのか!それは本を読んでください!

 実際の事件をいくつか書いているのもおもしろかったー。びっくりする話の連発!都内にチャイニーズマフィアが3000人いるとか・・・横山ノックが大阪府知事の時にヤクザとつながっていて大阪の捜査がしにくいとか、などなど。セクハラで訴えられる前に色々やってるんじゃん・・・。現在ヤクザとチャイニーズマフィアは協力していて、犯罪の企画、準備はヤクザで実行は中国人っていうのが今思うとニュースでよく中国人でてきていたなーと・・・。中国は犯罪輸出大国!!世界に200万人のチャイニーズマフィアがいるとか・・・。

 北芝さんは絶対警察にいたほうがいいよー。ドラマ以上に熱い刑事ってかんじ!今でも捜査に協力したりしているそうですが。ドラマか映画の脚本でも書いて貰えないかなー。

 新刊なので書店の文庫の新作のとこに平積みされていると思います。700円!すごく面白いのでみてみて!!

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ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判2

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著者:町山智浩柳下毅一郎
出版社:洋泉社

 映画評論家の町山さんと翻訳家の柳下さんの映画を斬りまくる第2弾。今回はあたらしめの映画が多く、わたしの知っているものが沢山斬られていたのでより楽しめました。といってもやはり引き合い出てくる映画や人の名前にはついていけないですけどね・・。

 今回特に興味を持ったのが、まず日本の映画料金について。米では500円くらいで見ることができて、最新の映画館では1000円だったり老朽化した映画館では200円だったりと、映画館ごとで料金が違うということ。それに対して日本は全国一律1800円。結局利権のせいだったりするわけですが、業界が客を減らしているのに気づかないなんてお粗末ですね。観る側としてはなんとかしてほしい!

 面白かったのが映画の翻訳で有名な戸田奈津子が英語を理解してないということ。間違った訳に米では相当不人気の様子。本人は留学すらしたことが無く、新しく入ってくる帰国子女のほうがよっぽど上手いとか。英語力のなさを色々言い訳しているそうです。なんでこんな人がいつまでも最前でやっているんだろう・・・。そういえばこの前見た「ユナイテッド93」もこの人だったわ。訳が合ってたのか心配!

 あと前作の映画欠席裁判にも書かれていたけれど、宮崎駿が少女趣味っていうのがなんともショックで・・・今回も話題になってます!「千と千尋の神隠し」は10歳の少女を娼婦として働かせてる話なんだって!千は湯女として働かせているっていうことで辞書で調べてみてって書いてあったので調べてみると・・・本当ですね。宮崎監督の話は業界では結構有名なんかなー。知らずに世界中の人は家族で見に行ってたりするですね。外国人ならともかく日本人が知らないっていうのはちょっと恥ずかしい!

 他にも多数の映画を斬りまくっています。1度読んでみると映画観る目が変わるかも!?

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ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判

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著者:町山智浩柳下毅一郎
出版社:洋泉社

 米在住の映画評論家の町山さんと翻訳家の柳下さんが映画秘宝等で連載された対談をまとめたもの。

 映画100本を斬りまくってます!それにしても知らない映画が多いなー。たぶん半分以上わたしの知らない映画・・・。普通に見てて気づかないこととかバシバシ書いてるです。この本読んだら、わたしはまだまだにわか映画ファンだなーと感じたですよ。会話がマニアックすぎる・・・。そして痛い所を突きまくっているせいか、映画業界から好まれていないようです!すごく面白いのになー。町山さんがSF好きだったのが以外だた。SF映画もそうだけど原作とかにも詳しくて色々知ってるなーと。この本読んで見たくなった映画が何本か出てきたので見つけたら見てみよかな。ライトな映画好きには結構衝撃的な本ですた。

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燃えよ剣 上

出版:新潮社 著者:司馬遼太郎

 言わずと知れた新撰組の小説です。土方歳三を主人公にしているのでドラマとは違った目線で話が展開しています。試衛館の頃から始まり、伊東甲子太郎が加わるくらいまでを描いてます。

 この作品が最初に出版されたのが古いせいもあると思いますが、ドラマとは内容が違う部分がいくつかありますね。最近の分析で解釈されたものとかあるでしょうから、その辺は気にしない方向で。この本では本当に土方目線というか、土方歳三物語のようになっています。近藤も知らないところで喧嘩や殺し合いをしていたり、隊士の描き方も土方の偏見による部分が多く見られます。近藤が頭の悪いキャラになってるし・・・。

 小説ならではの細かい描写などは面白いです。ドラマではあまり触れていない詳細にも発見がありますね。序盤では道場や流派や剣術、当時の風習や民間レベルの様子まで描いているのは勉強になりました。

 ただやはり、土方中心の話なので土方をあまり好かない人には向かないかもですね。

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ゲームの新撰組の話。

 不逞浪士をザクザクやっていると、特殊任務が発生。坂本龍馬が京にいるので捕縛せよ!とのこと。しかし歩けど走れど坂本龍馬が見つからない・・・。むーー。現在進行がストップしてしまっています・・・。

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「日本の三大宗教」

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著者:歴史の謎を探る会 出版:河出書房新社

 「世界の三大宗教」に続いて今度は日本版を。歴史的背景がむずい・・・。定義が曖昧な上に複雑ですね。しかも時代によって変化したり混ざったりしてもう!

 やはり世界の三大宗教に比べると、ずっと親近感があります。わたしたちの生活により密着しているからですね。それと出てくる言葉に聞き覚えのあるものが多いからでしょうか。

 この本を読んで今まで気にはしていたけど分からなかったことがようやくすっきりしたことがあります。それは日本では初詣で神社に、結婚式はキリスト教会、葬式は仏教寺院で行い、バレンタイン、お彼岸、お盆、七五三、クリスマス、ハロウィンなど宗教行事を何も考えず日本人が行ってしまうこと。みなさんは疑問に思ったことはありませんか?宗教を信仰している人から見ればさぞ腹立たしいことでしょう。

 歴史的な背景や複雑化していることは中々覚えきれないことは多々ありましたが、日本人の暮らしに密着していることが少し理解できたので見て良かったかな。

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「世界の三大宗教 かなり素朴な疑問篇」

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著者:歴史の謎を探る会 出版:河出書房新社

 映画を見る際によく宗教関わることが日常的な一こまとして見られます。やはりここは宗教の基本的なことくらいは知っておきたいと思ってこの本を読んでみました。

 歴史的な背景だけでなく、それぞれの宗教の特徴やタブーとしていること、宗教的行事等、日常的なことまで疑問に答える形式で書かれており非常に参考になりました。初歩的なことから書かれているので、宗教に関心が無い人ほど向いているかもしれません。

 この本は5月1日初版となっていますが書かれたのは若干前だったんじゃないかな。というのも文中に「ダヴィンチコード」と名前が出てくることから公開に合わせて出版したかんじになってますが、イエスの弟子の福音書に触れている文でユダの福音書が一言も出てきてません。ニュースでも話題になったので知っている人は多いでしょう。最近になってユダの福音書の解読が進み新たな事実が浮かびあがってます。今日までユダは裏切り者としてキリスト教でない人にも有名でした。しかしユダは裏切り者では無かったという事実。そもそも福音書というのはイエスの弟子がイエスの言葉を書き残した書物。そしてユダの福音書に書かれていたのは、イエス自らが自分の居場所を通報するようにとユダに頼んだということ。イエスは自分が捕らえられ罰を受け他界することを望んでいたわけです。

 最後に映画の話を一つ。さきほど「ダヴィンチコード」に触れましたが、この作品は2番目の話だそうで。ロバート・ラングドンが主人公の話で「天使と悪魔」というのが前作にあるらしいです。この「天使と悪魔」の映画化が決まったですよ。そして著者のダン・ブラウンは現在3作目を執筆中でなにやらシリーズ展開が噂されています。

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「だめだこりゃ」

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新潮文庫 著者:いかりや長介

 間があいた時の暇つぶしにでもと思い、文庫本を探していると前々から読みたかった今作品を発見。知っている方も多いでしょうが、いかりや長介さんの自伝です。最初の2,3ページを読んだだけで泣きそうになり、気がついたら最後まで読みふけってしまいました。

 いかりやさんの物心がついた時から始まり父親、戦争、バンドマン、ドリフターズ、そして俳優の話まで書き綴っています。バンドマンからお笑いへの転身の話は非常に興味深かったです。ドリフターズが音楽をしていたことはテレビ等で知ってはいましたが、その過程や本人の心情等が書かれていて面白い!

 当時のバンドマンのメンバー入れ替えは日常茶飯だったようです。15日前に連絡すれば抜けていいとか。それでも初期のメンバーが6人中4人が同時に抜けたら相当ショックだったでしょう・・。しかもレギュラーの仕事があり急遽集めたのが高木さん、仲本さん、荒井さんだったていうのも凄いですね。文中のセリフで「ピアノが弾けないピアノマン、荒井注」ってのが面白すぎ!その荒井さんが人気の絶頂で脱退するということが、いかりやさんでなくても理解できないですねー。そして空いた枠に志村さんが入るわけですが。文章中こう綴っています。「音楽は4流、笑いは素人のドリフターズだったが、この志村だけはコメディアンの才能を備えていたのかもしれない。」志村さんだけは他のメンバーと違いバンドのドリフターズではなく、お笑いのドリフターズとして入り才能を開花させたようです。

 ドリフターズの活動から個々の活動に入り、いかりやさんは俳優の道へ。なんといっても印象的なのは「踊る大捜査線」の和久刑事役でしょう。その時の様子も書かれています。競演した織田雄二さんに色々指南されたとか。その中のセリフで「お前の演技は何流?って聞かれたら俺は織田流って答えるよ。」かっこいい・・・。中々言えないですよね。

 文庫本のあとがきで「踊る~」の映画2作目を現在撮影中となっています。「踊る~」の中では和久さんはどうなっているのかな。「容疑者 室井慎次」で室井の取調べ中、和久さんの話を聞いた室井が目をつぶって天を仰いだシーンにドキっとしたんですが、どっちとも取れる言い回しだったんだよねー。

 文庫本で400円くらいなので興味ある人は見てみてはどうでしょか。いかりやさんの映像が記憶にある人には感慨深いものがあると思いますよ。

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